《福岡・保育士10人が集団虐待》「残さず食べなさいがエスカレート」「虐待の線引きを決めなあかん」逮捕の中村麗奈容疑者(25)の夫が語った「妻の責任」


【写真】中村麗奈容疑者(25)の保育園在籍中と、取材に応じた夫。保育園の玄関には厳重な張り紙が

今後は「完食義務の廃止」

「1974年に認可された松原保育園は、ベテランの保育士も多く、子供に言うことを聞かせるために強く言ったり行動を促すような伝統があったと言います。

 園では『残さず食べましょう』という呼びかけをしており、それがエスカレートして保育士が『無理やり食べさせても構わない』と誤解するようになったと分析されている。今後の対策として、『給食の完食義務の廃止』を掲げています」

 中村容疑者の逮捕容疑も、まさに給食の時間中に行われた虐待行為だった。自身も栄養士として2023年から1年間松原保育園で働いていた中村容疑者の夫は、「やっぱり、手をあげてはダメ。麗奈は悪いことをしたし、それは大前提」とした上で、こう主張する。

「麗奈は(逮捕当時)5歳児クラスで、一番大変なクラスやった。子供は言うこと聞かず反抗もするし、わかった上で他の子に意地悪もする。

 ウチは、給食は最後まで食べましょうっていうスタイルやった。そういう時に、腕握ってもアウト、口にあーんって入れてやるのもアウトとなったら、難しいよ。それを相談できるような環境はなかった。 水遊びの際に、子供がほかの子供を水の中に引きずり込んで、溺れかけたっちゅうこともあってん。そういう時にダメだよー、で話聞くと思います? そういう状況やったら『何しよんねん!』って怒って、引っ張り上げないかんでしょ。でも、それで虐待って言われたら、はぁ? ってなるでしょ」

 そして、「業界全体で、虐待の線引きを決めなあかんと思う」と主張したのだった。



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