アメリカのトランプ大統領は9月2日、自身の健康が衰えている可能性を記者会見で否定した。
トランプ氏は8月末の連休をホワイトハウスで過ごし、公の場にほとんど姿を見せなかった。そのため、SNSには「トランプ大統領は死んだのではないか」という憶測まで飛び交っていた。
トランプ氏は2日の記者会見で、自身の死亡説を見たかという質問に、不機嫌そうな態度で「見ていない」と答えた。
また「噂には聞いたが、とんでもない話だ。先週は何度も記者会見を開いて、すべて成功した。とてもうまくいった」と強調し、「週末はとても活動的だった」と述べた。
さらに、自身が活動的だった証拠として、週末にSNS投稿していたことを挙げた。
トランプ氏は8月31日に、「今までの人生で一番体調がいい」と自身の立ち上げたSNSトゥルースソーシャルに投稿している。
トランプ氏の健康悪化説が取り沙汰されている理由の一つが、手の甲のあざだ。トランプ氏は8月末にも、手の甲にあざがあることが確認された。
ホワイトハウスのキャロライン・レヴィット報道官は、トランプ氏のあざについて「慢性静脈不全」で、原因は「頻繁な握手」と「心血管疾患予防の一環として服用しているアスピリン」だと説明している。
しかし、握手に使わない左手にもあざがあるのが確認されているほか、足首が腫れていることも目撃されている。
「慢性静脈不全」は、静脈の損傷により血流が悪くなる状態で、脚がむくみやすくなるという。