【ソウル発 KOREA WAVE】韓国・京畿道(キョンギド)の集合住宅に住む住民が、長年にわたり郵便受けにごみやチラシを繰り返し押し込まれる被害に悩まされてきた。この迷惑行為の「犯人」を突き止めたのは、設置された防犯カメラだった。しかし、その正体は住民にとって非常に意外な人物であり、波紋を広げている。この事件はJTBCの報道番組「事件班長」でも取り上げられ、注目を集めた。
郵便受けへの迷惑行為が発覚
被害を訴えたのは、該当の団地で30年以上暮らす住民だ。昨年から共同郵便受けに大量のごみや不要なチラシが詰め込まれるようになり、その頻度は増すばかりだった。事態を重く見た住民は、自宅玄関先に防犯カメラを設置し、監視を開始した。これにより、迷惑行為の実態が明らかになるかに思われた。
韓国の郵便受けにゴミを投函する男の防犯カメラ映像
身近な人物の犯行と住民の困惑
防犯カメラが捉えた映像には、衝撃的な事実が記録されていた。郵便受けにごみを押し込んでいたのは、なんと被害者と同じ建物に10年以上住む顔なじみの男だったのだ。映像には、男が共同郵便受けからチラシを抜き取り、それをごみと一緒に被害住民の郵便受けへ押し込む様子が克明に映し出されていた。住民は「特にトラブルもなかったのに、なぜこのような行為に及んだのか理解できない」と、その困惑を隠せない。
謝罪なき加害者と警察への届け出
住民が男に対し理由を問いただしたところ、男は「通報するならしてみろ。ごみを何度か入れただけで大げさだ」と逆に声を荒げ、謝罪の姿勢を見せなかった。その後、男の妻から被害住民への謝罪があったものの、当の本人からは直接的な謝罪はなかったという。この状況を受け、被害住民は警察に被害届を提出し、法的な措置を求めるに至った。
この事件は、身近な場所で起こりうる隣人トラブルの複雑さと、それに伴う住民の精神的負担の大きさを浮き彫りにしている。
参考文献
- KOREA WAVE/AFPBB News (2025年09月04日). 「郵便受けにゴミ」意外な「犯人」は隣人 韓国. Yahoo!ニュース.
https://news.yahoo.co.jp/articles/93aefbe1a16873d2e6019234b3f242e66276c709