ウクライナ最高会議(国会)のパルビー元議長が8月下旬に西部リビウで射殺された事件で、容疑者の50代の男は2日、兵士である息子がロシアとの戦闘で死んだとみられると証言した。
「息子を返せ」という思いが動機だったと訴えた格好。裁判所での発言として、現地メディアが伝えた。
男は殺人容疑を認めた。パルビー氏殺害により自分がロシア側の人物と見られたかったと主張。「捕虜交換の対象になってロシアに渡り、息子の遺体を捜したい」と述べた。
一部メディアは、ロシア情報機関から犯行を唆されていたと報じているが、男は「真実ではない」と否定。息子を死地に追いやった政治家に「報復」したと持論を展開した。