【北京=吉永亜希子】米ブルームバーグ通信などによると、中国の習近平(シージンピン)国家主席は3日、「抗日戦争勝利80年」を記念する軍事パレードの会場でロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記に会った際、「今世紀中に150歳まで生きられるようになる可能性があると予測されている」と発言した。
会話は、パレードの観覧席のある天安門楼上に向かう際に交わされた。同通信などが中国中央テレビの映像の音声を基に報じた。
プーチン氏の通訳が中国語で「バイオ技術の発達で臓器移植を受け続けることができる。不老不死も達成できるだろう」と語ったのに対し、習氏は150歳まで生きられるかもしれないと答えた。習氏の通訳がロシア語で「最近では、70歳はまだ子どもだ」と語った音声も記録されていた。正恩氏は笑顔で両首脳を見ていた。
習氏、プーチン氏はともに72歳で、正恩氏は41歳とされる。3人は、いずれも明確な後継者がいない。