タイのタクシン元首相、プライベートジェットで出国 地元メディアは“国外逃亡の可能性”指摘


地元メディアによりますと、タクシン元首相は4日、入管当局に「シンガポールの病院に診察を受けに行く」と説明し、出国しましたが、実際は中東のドバイに到着したということです。

タクシン氏を巡っては、2006年に軍のクーデターで失脚し、15年間国外逃亡していましたが、2023年、自身の権力が及ぶ政権が発足したためタイに帰国していました。

汚職などの罪で実刑判決が確定していましたが、療養などの名目で収監を免れ、警察病院の特別な部屋で半年間を過ごし、去年2月、仮釈放となっていました。

この仮釈放が妥当だったのかを問う裁判が起こされ、今月9日に判決が出る予定である事に加え、タイでは5日、新首相の選任が行われる予定で、タクシン氏の所属する政党が下野する見通しである事から地元メディアは、「タクシン氏が、また国外逃亡した可能性がある」などと指摘しています。

一方で、タクシン氏は自身のSNSで「8日までにタイに帰国し、9日には出廷する」と投稿しています。



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