札幌市は16日、オウム真理教関連施設のある自治体などでつくる「オウム真理教対策関係市区町連絡会」(会長・近藤弥生東京都足立区長)に加入した。同市白石区にはオウム真理教の後継団体「アレフ」の国内最大規模とされる拠点があり、地元住民や連絡会が加入を要望していた。
連絡会は平成11年発足。足立区や長野県松本市などが加入し、札幌市を含めると計26の市区町で構成。信者向けのセミナー開催などの情報を共有するほか、国に規制強化を求めている。
札幌市には白石区と豊平区に計2施設あり、これまでも加入を求める声が上がっていたが「まだ入る段階にない」などとして辞退していた。
昨年5月、白石区の住民が「東白石地域オウム真理教(アレフ)対策住民協議会」を結成したことを受け、市は連絡会の総会にオブザーバー参加するようになった。