高市早苗氏、新総裁人事に透ける「地元・奈良」との絆:同級生が明かす知られざる横顔

自民党新総裁に選出された高市早苗氏(64)のもと、新たな党執行部の顔ぶれが発表され、活発な人事の動きが注目されています。幹事長には鈴木俊一前総務会長、副総裁には麻生太郎最高顧問が起用されるなど、その人事は「論功行賞」の色合いが濃いと評されています。以前から「人と会うのが苦手」と伝えられる高市氏ですが、この「身内」中心の人事が今後どのような影響をもたらすのか、懸念の声も上がっています。その内面は未だ測り知れない部分が多いものの、高市氏が深く愛する地元・奈良の関係者は、彼女の姿をどう見ているのでしょうか。地元の同級生や支援者の証言から、知られざる高市氏の横顔に迫ります。

自民党新総裁に就任し、新たなリーダーシップを発揮する高市早苗氏の肖像自民党新総裁に就任し、新たなリーダーシップを発揮する高市早苗氏の肖像

新総裁・高市早苗氏の人事戦略と地元愛の源泉

自民党の新総裁として、高市早苗氏が主導する党人事では、ベテラン議員の起用が目立ちます。特に、鈴木俊一氏の幹事長就任や麻生太郎氏の副総裁起用は、党内における功績を評価した結果と見られています。一方で、「人と会うのが苦手」という高市氏の性格が、今後の人事に「身内」を優先する傾向を強めるのではないかという見方も存在します。このような人事動向は、新総裁としての高市氏のリーダーシップの形を示唆していると言えるでしょう。

高市氏は先の自民党総裁選で「高市早苗、奈良の女です。ヤマトの国で育ちました」と語るほど、地元・奈良への深い愛情を持っています。この地元愛は、総裁選での「奈良公園のシカ」に関する発言が物議を醸したことからも伺えます。彼女の幼少期から学生時代は、奈良県内の公立校で過ごし、県立の名門「畝傍高校」を卒業しています。

同級生が語る「控えめな優等生」の素顔

高市氏と小学3年から高校3年まで同級生だった女性は、当時の高市氏について次のように証言しています。「早苗は小学校3年の時に転校してきました。それから高校3年までずっと一緒でしたが、長めの髪をツインテールにしていたのが印象的でした。ただ目立つ感じよりも、どちらかといえば控えめで、ニコニコと隣で笑っている、かわいらしい女の子でした」。

小学校時代は合唱部、中学時代はバスケットボール部に所属していたという高市氏。「部活も私と同じだったんです。合唱部で歌っていたのは、NHKが推奨するような日本の歌でした。バスケは朝練もあったんですが、がんばって練習に出ていましたよ。スリーポイントシュートもよく決めていました。とはいえ、足が速いというわけではなく、スポーツはそんなに秀でていたわけじゃありません。それでも、とにかく真面目に練習に取り組んでいた姿を覚えています」。この真面目さこそが、彼女の政治家としての基礎を築いたのかもしれません。同級生はまた、「奈良は、どちらかというと保守的な土地柄だと思います。そういう背景もあって愛国心が強くなったのかもしれません」と、地元環境が高市氏の思想形成に与えた影響を指摘しました。

政治家・高市早苗氏への道のり

高校を卒業後、高市氏は神戸大学経営学部に進学し、専門知識を深めました。大学卒業後は、多くの政治家を輩出している松下政経塾に入塾し、本格的に政治の道を志すようになりました。奈良での経験と、学業、そして松下政経塾での学びが、現在の高市早苗氏を形成する重要な要素となっています。

結論

自民党新総裁として、その一挙手一投足に注目が集まる高市早苗氏。彼女のリーダーシップの根底には、地元・奈良で培われた真面目さ、愛国心、そして「身内」を大切にする人間性が深く関わっていることが、同級生らの証言から見えてきました。今後の政治運営において、これらの個人的な側面がどのように発揮されるのか、国内外から大きな関心が寄せられています。

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