大阪府市は18日、2025年大阪・関西万博の地元パビリオンについて話し合う有識者会議の特別アドバイザーに、音楽プロデューサーのつんく♂氏と、京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥氏の2人を起用すると発表した。21日に初会合を開き、パビリオンの基本構想を令和3年3月にも策定する。
大阪市の松井一郎市長は18日の定例会見で、つんく♂氏の起用について「大病を患いながらアーティストとして存在感を発揮されている。(万博のテーマである)『いのち輝く未来社会』の見本のような方」と話した。つんく♂氏は平成26年に喉頭がん手術で声帯を摘出した。
山中氏に関しては「万博をターゲットイヤーにして、先進医療を今より格段に飛躍させていただきたい」と要望した。
特別アドバイザー以外の委員は、府立大と市立大の運営法人理事長、西沢良記氏や、元アーティスティックスイミング日本代表で五輪銀メダリストの巽樹理氏ら10人。