【ワシントン=黒瀬悦成】米国務省は17日、日本訪問中のビーガン北朝鮮担当特別代表が19~20日に中国の北京を訪問すると発表した。「中国政府当局者と北朝鮮問題に関する国際的な結束維持の必要性について協議する」としている。
ビーガン氏のアジア歴訪では、当初は日韓の訪問だけが発表されていた。
中国とロシアは16日、国連安全保障理事会で北朝鮮制裁の一部緩和を求める決議案を提示するなど、米国が構築した北朝鮮に対する制裁包囲網を揺るがす振る舞いに出ている。
北朝鮮が一方的に定めた米国との交渉期限が年末に迫る中、ビーガン氏は中国政府と米朝非核化協議の再開に向けて連携を図りたい考えとみられる。