銅材転売し総額6・8億円横領疑い 容疑者を追送検

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 勤務先の銅材を無断で転売して代金1120万円を着服したとして、船舶などの配電制御システムを製造販売する「寺崎電気産業」(大阪市平野区)の元社員が逮捕された事件で、元社員が総額約6億8千万円を着服していた疑いが強まり、大阪府警が業務上横領容疑で追送検したことが19日、捜査関係者への取材で分かった。元社員は容疑を認め、「ギャンブルに使った」などと供述しているという。

 元社員は佐野勝哉容疑者(44)。佐野容疑者は銅材の買い付け担当だった29年11月、富山県内の会社から仕入れた銅材約17トンを無断で約1120万円で大阪市内の銅スクラップ処理業者に転売し、代金を着服したとして、今年10月に府警捜査2課に業務上横領容疑で逮捕された。

 捜査関係者によると、その後の捜査で、佐野容疑者が25年10月~30年5月、同様の手口で逮捕容疑を含めて計71件にわたって無断で転売を繰り返し、銅材計約832トン、総額約6億8千万円を着服していた疑いが強まった。

 同課などによると、佐野容疑者は当時、同社の八尾工場で銅材の発注や在庫管理を担当する部署のリーダーで、実際に使用した銅材の量に、無断で転売した銅材を加えて水増しした量を管理システムに入力するなどして転売を発覚しにくくしていた。

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