製品評価技術基盤機構(NITE)は19日、延長コードやテーブルタップなどの配線器具による事故が平成26年4月~30年3月に309件確認され、うち191件で火災が発生し5人が死亡したと発表した。「年末の大掃除に合わせて、器具の掃除や点検をしてほしい」と呼び掛けている。
NITEによると、火災のうち使用者の不注意や誤使用が原因とみられるものは107件で、電源プラグの周囲にほこりや水分が付着し発火する「トラッキング現象」による火災が最も多い。プラグを長期間コンセントやコードに差し込んだまま使用を続けると発生しやすいという。
コードが机の脚などに踏まれて断線して発火したり、タップなどに最大消費電力を超える製品を接続して使用したため異常発熱したりしたケースも目立った。