なぜ安っぽく見えてしまうのか…? ダウンジャケット姿が垢抜けない人の“意外な盲点”


【画像でわかる】安っぽく見えない「冬のダウンジャケットの最適解」

 ところが一方で、「ボテッとした印象」や「のっぺりした印象」が悪目立ちしてしまうケースも見かけます。とくに表地がスッキリしていれば上品に見えると早合点すると、起こり得る失敗です。

 そこで今回は、安っぽく見えない「冬のダウンジャケットの最適解」を解説します。

 一般的なダウンジャケットといえば、「中綿のズレを防止する」ステッチで縫い付けられたものを連想しませんか。ところが近年、オンオフ兼用で着やすい、ステッチが表に出にくいタイプのダウンジャケットが20・30代を中心に人気です。

 表地に凸凹が出にくい分、見た目はスッキリ。だから「スーツやジャケットに合わせやすい」という声もありますが、ここに盲点があります。というのも「中綿の膨らみが強いフォルム」だと、表地がシンプルであるほど、ベンチコートなどのスポーツウエアを連想させやすいからです。

 たとえば存在感のあるフードが付いたものは、首まわりに立体感が生じるため、胴体の野暮ったさから視線を逸らす効果が期待できます。また、立体ポケットやポケットフラップなど、陰影の出るディテールは、のっぺり感を消すアクセントになります。

■上品に見えるダウンジャケットの選び方

 いわゆるダウンと呼ばれる防寒アウターを上品に見せるコツは、「表地の質感」に着目することです。実際のところ各ショップを見比べるかぎり、安っぽく見えるテカテカした化学繊維のものに出くわすケースは激減しました。

 カジュアル用途のダウンにおいても、ここ最近では「テカテカを感じづらい」マットな化学繊維のものが増えています。ただしビジネス用途として上品に見せるには、ワンランク上の「スーツ同様のウール地」のものがおすすめです。



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