大邸宅が立ち並ぶ東京・大田区の田園調布。著名人の自宅も散見される、言わずと知れた高級住宅地で、かの三宅裕司(74)の豪邸が売りに出されている。一体、何があったのだろうか。
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バルコニーにジェットバス
ある大手住宅情報サイトをのぞくと、販売物件の一つに土地面積104坪、建物面積140坪の大豪邸があった。そこには〈売主様こだわりの注文住宅〉〈地下1階にスタジオ(防音室)がございます〉との売り文句が並ぶ。お値段は、なんと6億400万円。すでに空き家となっているが、売主は三宅裕司その人だ。
不動産関係者いわく、
「2008年竣工の戸建てで、リビング・ダイニングは28畳と大人数が集まって宴会が開けるほどの広さ。南向きで日当たり良好なだけでなく、高台に立つので眺望も抜群。3階のバルコニーにはジェットバスもあって、天気のいい日はお風呂に入りながら富士山も見渡せます」
なんともぜいたくな物件だが、
「芸能人の注文住宅ですから、その造りは特殊です。7LDKという充実した間取りは当然として、地下に約46畳の防音スタジオを備えます。この辺で探そうと思えば、周囲に半額以下で売りに出ている一軒家がそれなりにあるため、買い手を選ぶ物件ですね」(同)
4億円を借り入れ
田園調布の住人は多彩だ。五木ひろしや鳩山由紀夫・元首相、他にも亡き石原慎太郎・元東京都知事、長嶋茂雄・元巨人軍監督など、いずれも名だたる成功者ばかり。
三宅は28歳で劇団を旗揚げし、喜劇役者として芸能界入り。なかなか芽が出なかったが、ラジオのパーソナリティーとテレビのバラエティー番組で司会を務めてブレイク。以後、ドラマ、映画、CMに多数出演したほか、ジャズのビッグバンドも立ち上げて活躍した。すっかり茶の間に顔が売れ、邸宅街に居を構えたわけだが、今回、なぜ住まいを“手放す”のだろう。
不動産登記簿を確認すると、三宅は昨年10月、自宅を担保に信金から約4億円を借り入れている。急な資金繰りにでも迫られたか。






