全国初の自治体公認バーチャルユーチューバー(Vチューバー)として茨城県のPR活動を展開している「茨(いばら)ひより」が19日、県内の小学校での初の「出前講座」に臨み、クイズなどを通じて児童たちに茨城の魅力を紹介した。
茨ひよりはコンピューターグラフィックス(CG)で描かれた女性キャラクターで、県の動画サイト「いばキラTV」の公式アナウンサーを務める県職員という設定で活動している。
講座は、同県筑西市の市立大田小の6年生約100人を対象に「一緒に茨城県の魅力を発信しよう」と題して行われた。茨ひよりが茨城の特産品や観光地に関するクイズを次々に出題し、筑西市の特産品「こだますいか」に関する問題が出ると、児童から一段と大きな歓声が起きた。
茨ひよりの存在を初めて知ったという堀江啓斗さん(11)は「クイズで楽しく地元のことを知ることができた。家に帰ってからインターネットで茨ひよりの動画を探してみたい」と笑顔を見せた。
講座を企画した県プロモーション戦略チームの担当者は「職員だけで実施した講座よりも子供たちの反応が良く、茨ひよりが子供にも受け入れられやすいと実感した」と手応えを語った。