【パリ=三井美奈】今年4月に大火災があったパリのノートルダム大聖堂は今年、恒例のクリスマス・ミサを行わないことになった。仏メディアによると、クリスマスミサが行われないのは、フランス革命後の1803年以来、216年ぶりという。
大聖堂は尖塔と屋根が焼失し、現在も保全作業が続く。ウェブサイトによると、今年はクリスマスイブの24日、近隣のサンジェルマン・ロクセロワ教会などで司祭がミサを行う。
大聖堂は、12世紀に創建された世界文化遺産。18世紀末の革命で、教会排斥の対象になった。1804年には、皇帝ナポレオンが戴冠式を行った。