羽賀被告に懲役2年求刑 偽装譲渡事件、那覇地裁

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羽賀研二被告

羽賀研二被告

 詐欺事件の被害者への賠償に充てられる不動産を偽装譲渡し、差し押さえを免れようとしたとして、強制執行妨害目的財産損壊などの罪に問われた元タレント、羽賀研二(本名・当真美喜男)被告(58)の公判が26日、那覇地裁であり検察側は懲役2年を求刑した。会社役員の元妻、当真麻由被告(42)には懲役1年6月を求刑した。

 2人は偽装していないと起訴内容を否認。検察側は、訴訟で負けた場合に備え、強制執行を免れる方法を話し合っていたと指摘している。起訴状によると、平成29年1月、羽賀被告が所有する沖縄県内の土地や建物の所有権を麻由被告に移す登記申請をして、協議離婚に伴い譲渡したように装い、約3億9000万円の被害賠償を免れようとしたとしている。

 羽賀被告は未公開株売買を巡る詐欺などの罪に問われ、懲役6年の判決が13年に確定。被害者が起こした訴訟で29年、約3億9000万円の支払いを命じる判決が確定した。

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