静岡の元研修医に有罪 薬物譲渡の罪、秋田地裁

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 同僚の研修医に合成麻薬LSDや大麻を譲り渡したとして、麻薬取締法違反と大麻取締法違反の罪に問われた静岡県焼津市立総合病院の元研修医岡本有太被告(26)に26日、秋田地裁は懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。

 板東純裁判官は判決理由で「医師の立場から厳しい非難は免れない」と指摘。一方で「更生への意欲を示している」と執行猶予の理由を述べた。

 判決によると、岡本被告は8月、大学の先輩だった同僚の小坂雄一郎被告(26)=公判中=に焼津市内でLSDを含むグミと大麻を譲り渡した。

 焼津市立総合病院は今月23日、岡本、小坂両被告を懲戒免職処分にした。岡本被告の弁護側は「社会的制裁を受けている」などとして、猶予判決を求めていた。

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