任期満了に伴う前橋市長選(来年2月2日告示、9日投開票)に、元市議の店橋世津子氏(58)が26日、立候補する意向を表明した。無所属で出馬し、共産党の推薦を受ける。市長選への出馬表明は5人目。激戦が予想される。
店橋氏は同日の会見で、現市政が注力する大規模開発は税金の無駄遣いだと批判した上で、「全ての人と手を取り合い、一人一人が輝く市政を実現する」と主張。学校給食費の完全無償化などの重点政策を公約に掲げ、「初の女性市長誕生を目指す」と述べた。
市長選では、現職の山本龍(60)▽元自民党衆院議員の佐田玄一郎(67)▽同党群馬県議の岩上憲司(46)▽元市議の中島資浩(48)-の4氏が既に出馬表明している。
自民党群馬県連前橋支部は自主投票の方針を決定。山本、佐田、岩上の3氏による保守分裂選挙となる見通しだ。