仮設の住民「大きな励み」 両陛下ご訪問の宮城・丸森

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花田応急仮設住宅で、台風19号の被災者をお見舞いする天皇、皇后両陛下=26日午後1時43分、宮城県丸森町(代表撮影)

花田応急仮設住宅で、台風19号の被災者をお見舞いする天皇、皇后両陛下=26日午後1時43分、宮城県丸森町(代表撮影)

 今年10月の台風19号などの被災地を見舞うため、宮城、福島の両県を26日に訪問された天皇、皇后両陛下。今月から入居が始まった宮城県丸森町の「花田応急仮設住宅」では、両陛下が入居者一人一人に声をかけられた。台風で自宅が全壊し、仮設住宅で暮らし始めた被災者は「大きな励みになった」と生活再建に向けて思いを新たにした。

 「大変でしたね。これからも堅実にやっていってください」。両陛下からこう声をかけられたのは、仮設住宅内のリーダー格でもある同町竹谷地区の無職、高野正雄さん(86)。丸森病院で腰などの検査のため、9月から入院生活を送っていた。

 台風が上陸した10月12日も、病院のベッドで就寝。翌朝、窓から外をのぞくと一面が水浸しだった。停電で病院も機能停止となり、隣接する白石市の病院へ転院を余儀なくされた。

 近くに住む次男とともに1人暮らしの自宅の様子を確認できたのは、台風上陸から約2週間後。45年前に建てた自宅は、家財道具が全て水浸しに。昨年2月に亡くなった妻のキイ子さん=当時(82)=との思い出の品も水につかり、「言葉で言い表せない気持ちだった」と振り返る。

 転院から40日後に退院したものの住む場所がなく、仮設住宅への入居を決めた。今は次男の家を行き来しながら、ボランティアと家の片付けを進めている。

 「(仮設住宅の)入居期間は2年間。リフォームして、またあの家で暮らしたい」と語る高野さん。両陛下の温かいお言葉を受け、「町民一丸となって、復興に向けて頑張りたい」と力を込めた。(千葉元)

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