イノフィス 総額約35億円を調達 装着型ロボの新製品開発へ


 東京理科大発ベンチャーで装着型ロボット開発のイノフィス(東京都新宿区)は総額35億3千万円の資金調達を実施した。調達した資金をもとに、装着型ロボ「マッスルスーツ」の新製品の開発、国内外での事業開発や事業拡大に充てる。

 資金調達は、自動車用ケーブル製造のハイレックスコーポレーション、ブラザー工業、フューチャーベンチャーキャピタルなどを引受先とする第三者割当増資によって実施された。

 イノフィスは東京理科大工学部の小林宏教授が開発した装着型ロボットの実用化を目指し、平成25年12月に設立。マッスルスーツは空気圧で稼働するため、装着型ロボ自体の軽量化を実現させた。重量物を持ち上げるといった作業時の腰の負担を軽減することで、物流現場などでの労働環境の改善に役立っている。

 11月には、既存モデルの約半分にあたる重さ3・8キロの軽量モデル「マッスルスーツ・エブリィ」を発売。従来品も含めて累計5千台以上を販売している。



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