【拡散】韓国が竹島の占拠は合法だと主張している理由がやばすぎた! とんでもない解釈で国際法違反を合法化していた!(1)

さて、そろそろ始めようか。韓国が竹島占拠を合法だと主張している理由をだ。

竹島は、今韓国に不法占拠されているのは、事実なんですよね?

実は”不法占拠”を主張しているのは米国も同様なんだ。むしろ日本政府は米国政府が韓国の李承晩ラインは違法だと認定したから、それに倣っているとさえ言える。まずその話をする前に準備が必要だから、その間に読者にはこの記事を読んでてほしい。

韓国軍が竹島周辺で軍事訓練、日本外務省は駐日公使に抗議
12/27(金) 20:50配信 読売新聞オンライン

【ソウル】聯合ニュースによると、韓国軍は27日、韓国が不法占拠している島根県・竹島(韓国名・独島)周辺で軍事訓練を実施した。現場海域の気象条件が悪かったため、実動訓練から机上訓練に切り替えた。外国軍の侵攻を想定した竹島周辺での軍事訓練は年2回行われており、今年は8月にも実施されている。

外務省の滝崎成樹アジア大洋州局長は27日、韓国軍が島根県・竹島で軍事訓練を行ったことについて、駐日韓国公使に「到底受け入れることはできず、極めて遺憾だ」と抗議し、訓練の中止を求めた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191227-00050216-yom-soci

李承晩ラインは合法だと韓国が主張する3つの理由
お待たせ。さて始めようか。

何の準備だったんですか?ボクは、ずっと臨戦態勢ですけど・・・。

すまんトイレだったww

ちょっと(笑)

李承晩ラインを引いたことは米国を始め英国や当時の中華民国でさえも違法だという点を念頭に置いて韓国に抗議を行なった。むしろ日本政府自身が李承晩には特に抗議をしてないとさえ言える。この点をまず踏まえよう。

韓国が李承晩ラインが合法だと主張する理由は主に3つだ。

【李承晩ラインは合法だと韓国が主張する理由】
1. トルーマン宣言と同じだから
2. マッカーサーラインは有効だから
3. 接続水域(60海里)での漁業の自由は認められないから

いきなり「トルーマン宣言」という知らない言葉が出てきてしまったんですけど・・・。

そこが今回の重要な部分だ。まず下の2つから先に片付けよう。マッカーサーラインについてだが、これは明確に当の米国から存続を拒否されている。1951年8月10日に出されたラスク書簡にそう明記されている。

「ラスク書簡」なら、聞いた事があります!竹島が日本領だと言い切れる根拠の、1つですよね?

これは有名だね。そして3番目の接続水域については論外だ。韓国が接続水域の定義をねじ曲げていることは米国や英国はおろかフランスまでもが明らかにしているからだ。

接続水域と、排他的経済水域を、ごちゃ混ぜにしたような気がします!

接続水域の制度が国際的に認められたのは1958年とされているが、それ以前から連合国は接続水域の範囲は12海里までとしていたんだ。フランスに至っては20km以内。さらには接続水域は漁業権を独占できるものではないことも常識とされている。

「漁業の自由は認められない」というのは、韓国が独占するという意味ですか?

原文では“絶対的自由は認められない”というような文言を使っているようだ。これは解釈が難しいが、普通に考えて韓国は接続水域での他国の自由を認めないと言っているんだろう。つまり韓国は接続水域=領海に近い扱いをしようとしていた。

メチャクチャですね・・・。そんな主張で、合法だと言われても困ります!

世界中の国家がトルーマン宣言を悪用して一方的な漁業権を宣言
さてメインテーマの“トルーマン宣言”に移ろうか。これはおそらく初めて知った読者も多いと思うけど、簡単に言えば米国の大陸棚は米国の陸地の延長であるということと、米国だけが漁業を行なってきた水域については米国が引き続き漁業権を持ち続けるということの2つを宣言するものだ。

それが、どう韓国に関わってくるんですか?

実際トルーマン宣言は100%米国のために出されたものであって、韓国は何も関係ないよ。ところが韓国よりも先にアルゼンチンやパナマにエクアドルなどの中南米から南米にかけての諸国がトルーマン宣言を援用し自国の漁業資源に関する宣言を行なったんだ。

「援用」とは?

簡単に言えば戦勝国の米国様がこう言っておられるので…ということ。あまり一般的な語句ではないと思う。ところがこれらの国々の宣言はトルーマン宣言の主旨とは著しく異なるとして米国は抗議している。

何が違うんですか?

トルーマン宣言を漁業独占権の宣言だと勘違いしているということ。トルーマン元大統領は米国民のみが利用していた水域については米国の管理下に置くのが適切だが、他国民と使用した実績がある水域については多国間の協定で管理すべきという見方をしている。

それは、漁業の独占とは違うんですか?

まず“独占”という強い語句は使ってないね。俺はトルーマン宣言はそこまで強力なものではなく、むしろ大戦が終わった後の不要な争いを避けるために出された折衷案のようなものだと考えている。戦時中でさえも米国だけが使っていた水域に、なぜ戦争が終わった後に他国が入り込もうとするんだ?

確かに・・・。でも、それってわざわざ宣言する必要がないのでは?当たり前ですよね?

当たり前のことであっても、有事から平時に戻る際には何が起こるか分からないから、念のために宣言しておこうというものだと思う。単なる米国内に向けた政策のための宣言であって、他国への圧力とか独占とか排除というニュアンスは伴ってないってこと。

じゃあ、もしアメリカが主張する水域が、実は昔は韓国の水域だったという話になったら、個別に協定を結ぶ必要があるんですか?

厳密に考えればそうじゃない?現実に考えてありえないけどな。

結果的に南米諸国がトルーマン宣言を錦の御旗として他国の漁船を武力でもって排除する事例が多発した。エクアドルに関しては当の米国の漁船に発砲したり拿捕していたようだ。

米国は常に争いの種をまき続けているのか?
ええっ?アメリカ自身に?

そう。つまりトルーマン宣言は新たな戦争の火種になってしまったんだ。皮肉にもね。エルサルバドルに至っては200海里までが領海であるという主張までしていた。これでは世界が滅茶苦茶になってしまうよね。

に、200海里!?

トルーマン宣言のよくない点は具体的な距離や範囲の定義を決めなかったことだね。大陸棚の方はともかく、”米国だけが漁業権を行使していた場所”というようなあいまいな言い方をしたことで、ここは元から我々の水域だ!と主張すればそれが通ることになってしまった。韓国も例外なくこのトルーマン宣言を援用して李承晩ラインを宣言したというわけだ。

じゃあ、竹島の近海は、韓国が元から漁業をしていたから、日本の漁船を排除してたんですか?

そういうことになるね。トルーマン宣言に基づく韓国側の主張によればな。実際には違うんだが。それで韓国軍が日本の漁船を多数拿捕する事態になった。

当然米国は韓国のこういう悪意のある解釈も認めておらず、1954年にはヴァンフリート特命報告書という文書で李承晩ラインの宣言は一方的かつ違法であると韓国政府側に伝達したんだ。だが韓国は聞き入れようとはしなかった。

トルーマン元大統領のせいだったんですね・・・。アメリカって、トラブルの種を作り過ぎなのでは?

竹島の領有権を認めるやり方もまずかったね。英国式の国境線を引くやり方ならここまで禍根を残すことはなかったし、仮に朝鮮領として認められていたならそれはそれで諦めがついただろう。今の済州島とかと同じ扱いになるだけだ。日本が放棄する島嶼の中に竹島を含めない、というやり方は今考えても意味不明だよな。韓国に配慮していたとしか思えない。

でも、今回もすごく勉強になりました!李承晩ラインは、結局違法だったんですね。頭がスッキリしました!

次はこのことに関して韓国側がどういう見解を残しているかを調べようか。まだまだ続くから、次の記事の準備もしておいてほしい。

じゃあ、トイレをしてきます!

ご自由にどうぞww