台風19号で甚大な被害を受けた宮城県丸森町で、日本財団は27日、被災住民の復旧作業を支援する「災害復旧サポートセンター」を設置した。家屋の応急修理などに必要な車両や機材を無償で貸し出す。
センターは、丸森町のボランティアセンターに事務所を置き、軽トラックなど車両6台や、工具、発電機などの資機材を配備した。家屋の修理の手伝いや、相談会なども行う予定だという。
設置・運営費用は、無料通信アプリを展開するLINE(ライン)や、アイドルグループSMAPの元メンバー、稲垣吾郎さん、草●(=弓へんに剪)剛さん、香取慎吾さんが呼び掛けた寄付で賄う。
開所式で財団の前田晃専務理事は「被災住民が元の生活に戻る手伝いができたら」とあいさつ。保科郷雄丸森町長は「ありがたい。一日でも早く復旧復興が進むようセンターを活用してほしい」と住民に呼び掛けた。
日本財団は、同様のセンターを台風19号で被災した宇都宮市や栃木県栃木市、水戸市、長野市にも設置する予定。