河野太郎防衛相は28日(日本時間同)、アフリカ東部ジブチで、ソマリア沖アデン湾を対象に海賊対処活動を展開している自衛隊部隊の拠点を視察した。政府が27日に閣議決定した海上自衛隊の中東派遣を巡り、海賊対処活動を担うP3C哨戒機を活用することを踏まえ、運用状況を直接確認するのが狙いだ。
視察に先立ち、河野氏はブルハン国防相と国防省で会談した。閣議決定の内容を説明したとみられる。
自衛隊の海賊対処活動は2009年に開始。現在、護衛艦1隻、P3C哨戒機2機を派遣している。河野氏は28日、ジブチに入った。(共同)