年末年始を海外で過ごす旅行客らの出国ラッシュが28日、関西国際空港でピークを迎え、国際線の出発ロビーでは団体客や家族連れが搭乗手続きのために長い列をつくった。関空を運営する関西エアポートによると、関空からはこの日だけで4万2300人が海外に飛び立つ見込み。
12月27日~1月5日に関空を利用する国際線旅客数は70万9200人と予想され、1日平均では7万900人で前年(12月21日~1月3日)を3%上回り、年末年始としては過去最高となる。
出発先の1位には、初めて中国(前年2位)がランクインした。前年まで1位だった韓国は日韓関係の悪化などから落ち込み、3位に。東南アジア(同3位)が2位となった。
家族でグアムに向かうという大阪市の教員、松林佳奈さん(29)は「暖かい場所で過ごしたい。プールサイドでのんびりしたいです」と話した。
帰国ラッシュのピークは1月5日の見込み。