西村康稔経済再生担当相は7日の閣議後会見で、米軍によるイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官殺害を受けた中東情勢の緊迫化について「円高の進行や原油価格の高騰は、わが国経済に悪影響も及ぼすことも考えられるので、十分に注視をしていきたい」と述べた。
西村氏は「海外発の下方リスクがある中で、その一つである中東情勢(をめぐるリスク)が顕在化しているということだと思う」と指摘。中東情勢への警戒感の高まりは株式相場の下落や原油価格の上昇などにつながったが、「ファンダメンタルズ(基礎的条件)を反映しない急激な変動、あるいは過度な投機的な動きは好ましくない」とした。