ゴーン被告、8日に会見 日本の司法を批判、逃亡を正当化か

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公判前整理手続きのため、東京地裁に入るカルロス・ゴーン被告=2019年5月23日午前、東京都千代田区(納冨康撮影)

公判前整理手続きのため、東京地裁に入るカルロス・ゴーン被告=2019年5月23日午前、東京都千代田区(納冨康撮影)

 【ベイルート=佐藤貴生】保釈中に逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告は8日午後3時(日本時間同日午後10時)から、レバノンの首都ベイルートで記者会見を行う見通しだ。逃亡後、被告が公に姿を見せるのは初めて。日本の司法行政を批判し、逃亡を正当化する方針とみられる。

 ゴーン被告は先月31日、レバノンに逃亡したことを明かした声明で、「ようやくメディアに対して自由に話すことができる。来週から始めるのを楽しみにしている」と述べていた。

 一方で、ゴーン被告は逃亡の全容を明かし、日本国内の協力者に被害が及ぶことを懸念しているとも伝えられ、謎が多い逃亡手段がどの程度、明らかになるかは不透明だ。

 レバノン英字紙デーリー・スター(電子版)は6日、同国司法当局者の話として、国際刑事警察機構(ICPO)からは被告の身柄拘束を求める「国際逮捕手配書」を正式に受領していないと伝えた。レバノン政府は2日に手配書を受け取ったと報じられたが、送付手続きに疑問があるという。

 当局者は「正式な形で受け取らないと次の段階に進めない」と述べ、近く実施される見通しだった事情聴取などが遅れるとの見方を示した。レバノンのセルハン暫定法相は、日本との間には犯罪人引き渡し条約がなく、被告を引き渡すことはないと述べている。

 トルコメディアによると、ゴーン被告は大阪を出国した航空機で先月29日早朝、トルコ・イスタンブールに到着。別の航空機に乗り換えて30日早朝にベイルートに入った。トルコ当局は逃亡に関与した疑いで航空機の運航会社社員ら5人を逮捕した。

 ゴーン被告はフランス旅券でレバノン入りしたと伝えられていたが、同国のルドリアン外相は6日、「私が知る限り、フランスが発行した文書は使われていない」と述べた。

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