イオン、米牛肉1割値下げ 貿易協定発効で





米国産牛肉が並ぶ売り場=9日午前、東京都品川区のイオンスタイル品川シーサイド

 イオンリテールは9日、今月1日発効の日米貿易協定で米国産牛肉の関税率が引き下げられたことを受け、定番商品の2品目の販売価格を1割程度値下げした。イオン北海道、九州、琉球を含む全国約540店舗で実施し、今後、米国産牛肉の取り扱いを2割程度増やす方針だ。

 イトーヨーカ堂でも期間限定値下げの「還元セール」を8日から始めており、小売業界では協定発効を商機とみて販売を強化する動きが出始めている。

 イオンは「アメリカ産牛肉ばらカルビ焼用」と「牛肉ばら味付けカルビ焼用(解凍)」の2品目について、100グラム当たりの価格(税別)を20円引き下げ、それぞれ278円、128円とした。2月末までこの価格で販売し、3月以降は為替の状況などに応じて見直す。

 この日は東京都品川区のイオンスタイル品川シーサイドで牛肉売り場を報道陣に公開し、担当者が「関税引き下げのメリットを実感してほしい」と呼び掛けた。



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