9日のニューヨーク株式市場は、中東情勢への懸念が和らいだため買いが優勢となり、ダウ工業株30種平均が前日比211・81ドル高の2万8956・90ドルと過去最高値を更新した。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は74・19ポイント高の9203・43、幅広い銘柄のSP500種株価指数も21・65ポイント高の3274・70と、ともに最高値となった。
米イランの全面衝突が回避されたことが引き続き材料視された。米中貿易協議の第1段階合意の署名を巡り、中国が交渉責任者の訪米日程を発表したことで、実現への期待が高まった。
銘柄別では、電子機器のアップルや金融のゴールドマン・サックスが買われた。小売りのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスは下げが目立った。(共同)