韓経:メキシコにも遅れをとる韓国の機械産業…世界8位に下落


韓国機械産業の輸出規模が8年ぶりに世界5位から8位に下落した。中国の急激な追撃で10年ぶりに機械産業の輸出競争力も逆転されたことがわかった。

韓国機械産業振興会がこのほど公開した「国連統計で見た主要国の機械産業」と題する資料によると、2018年基準で韓国の機械産業輸出は235兆ウォン(約2170億ドル)で8位となった。257兆ウォン(約2370億ドル)で5位を記録した1年前に比べて3階段下落した。2010年から維持してきた5位から8年ぶりに押し出された。

1位は859兆ウォン(約7910億ドル)を記録したドイツが占めた。810兆ウォンの中国が2位となった。次いで米国が5000万ドル、日本が4170万ドルと続いた。このほかメキシコが2310万ドル、フランスが2300万ドル、イタリアが2230万ドルで初めて韓国を上回った。

韓国が1位を占めた機械産業輸出分野は皆無だった。造船、光学機器、金型、ボイラーなどの分野で世界2位に上がった。この分野で1位の輸出国はいずれも中国が占めた。この10年間に中国は機械品目別輸出競争力指数(RCA)でも韓国を大きく上回ったことがわかった。RCA指数が1より大きく比較優位にあると評価される機械品目数は韓国が6品目から9品目に増える間に中国は7品目から12品目に増加した。中国が比較優位にある機械品目は建設機械、繊維機械、冷凍空調機械、ベアリング、金型などでほとんどが韓国と重なった。

製造業に直撃弾を浴びせた週52時間労働制と、近く施行される重大災害企業処罰法など各種規制により機械産業の発展が萎縮する可能性は大きいと専門家らは口をそろえる。

産業研究院のパク・グァンスン選任研究委員は「機械業は製造業の中で最も多い9700社の企業と43万人の雇用人材を保有している産業。機械業は第4次産業革命でも基盤になる産業。政府が次世代産業だけを育成するのではなく機械産業にも関心を持たなければならない」とした。



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