海自哨戒機が中東へ出発 河野防衛相が激励





ジブチに向かうP3C哨戒機=11日午前10時50分、那覇市の那覇航空基地
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 中東地域での日本船舶の安全確保を目的とした情報収集強化のため、周辺海域への派遣命令を受けた海上自衛隊第5航空群のP3C哨戒機部隊が11日、那覇基地で出発式を行った。河野太郎防衛相も出席し、隊員を激励した。哨戒機部隊は20日に現地で活動を開始する予定。

 哨戒機部隊は、防衛省設置法の「調査・研究」を根拠に情報収集活動を行う。アフリカ東部ジブチを拠点とし、アデン湾などでの海賊対処行動も行う。2月2日には護衛艦「たかなみ」も神奈川県の横須賀基地を出発し、同月下旬に活動を開始する。

 活動海域は、オマーン湾、アラビア海北部、バベルマンデブ海峡東側の公海。米国とイランの対立が続く中、米国が主導するホルムズ海峡周辺の有志連合には参加しない。ただ、海自が得た情報は米軍などと共有する。

 情報収集活動の活動期間は、派遣を閣議決定した昨年12月27日から1年間で、延長には閣議決定が必要。河野氏は10日の記者会見で「(中東からの)エネルギー供給は国民生活の生命線で、しっかりと情報収集活動をしてもらいたい」と述べた。



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