【台湾・総統選】香港、行政長官選も「直接選挙で」

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元日デモで掲げられた「香港独立」の旗=1日、香港(藤本欣也撮影)

元日デモで掲げられた「香港独立」の旗=1日、香港(藤本欣也撮影)

 【香港=藤本欣也】中国共産党への抗議活動が続く香港では、台湾総統選で対中強硬策を掲げる民進党の蔡英文総統が再選されたことについて好感をもって受け止められている。

 「香港の若者たちは自らの血と涙をもって、一国二制度が信用できないことを示してくれた」

 民主派の香港紙、蘋果日報は11日付紙面で、一国二制度による中国統一を拒否する蔡氏が、選挙集会で香港市民に謝意を示したことを紹介した。同紙は、デモの後、台湾に逃れた香港の若者たちも台湾側の援助を受けたとし、「香港人も台湾人に感謝しなければならない」と指摘。「香港と台湾は互いに共産党を拒否し共産党に抵抗していこう」と社説で呼びかけた。

 台湾では、蔡陣営が「今日の香港で起きていることは、明日の台湾で起きうる」としばしば強調。一国二制度下の香港で保障されているはずの民主や人権が中国当局に侵害されている状況に、台湾の有権者たちが危機感を募らせた。

 一方の香港では、「一人一票」の直接選挙でリーダーを選べる台湾の選挙制度に関心が集まった。昨年11月の香港区議会選は直接選挙で行われたものの、政府トップの行政長官選は、親中派に有利な間接選挙で実施されているためだ。

 2014年の香港民主化運動「雨傘運動」の元リーダー、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏は「今日の台湾こそ明日の香港だ」として、台湾のように直接選挙で香港のリーダーを選ぶようにする決意を改めて示している。

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