菅義偉(すが・よしひで)官房長官は14日午前の記者会見で、11日投開票の台湾の総統選で中国が台湾独立志向とみなす蔡英文(さい・えいぶん)総統が再選したことに関し、「台湾との関係を非政府間の実務関係として維持していくという従来の立場を踏まえ、日台間の協力と交流のさらなる深化を図っていきたい」と述べた。
また、蔡氏への祝意に対して中国から日本側に抗議があったが、菅氏は「台湾はわが国にとって基本的な価値観を共有をし、緊密な経済関係と人的往来を有する重要なパートナーであり、大切な友人だ」との認識を示した。