中国の肺炎、検査体制構築 厚労相、ウイルス情報利用


 加藤勝信厚生労働相は14日の閣議後会見で、中国湖北省武漢市などで発生した原因不明の肺炎の国内流入に備え、検査体制づくりを進めていることを明らかにした。中国政府が公開したウイルスの遺伝子情報を使い、国立感染症研究所で検体の分析ができるようにする。

 中国政府は、発症者から新型のコロナウイルスが検出されたとしている。武漢市でこれまでに41人が発症し、うち1人が死亡。武漢市からタイを訪れた観光客からもウイルスが見つかった。

 人から人への感染は確認されていない。加藤氏は「情報収集に努め、万全の対応を図る」と述べた。



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