【シネマプレビュー】「イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり」


 1862年の英国。気象予報の実現を目指す学者、ジェームズ・グレーシャー(エディ・レッドメイン)は調査のため、アメリア(フェリシティ・ジョーンズ)が操縦する気球で地上1100メートル余の空へ。

 それぞれの過去や仕事への思い、そしてアメリアの命がけの作業…と、気球が上昇する間に、次々と濃密なドラマを見せる。「世界を変えられるのは挑む者だけだ」というメッセージも明確に伝わる。新海誠監督の「天気の子」で帆高(ほだか)と陽菜(ひな)が飛んだ、あの雲の世界を実写で体感。高所恐怖症の人は要注意か。

 17日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、大阪・シネ・リーブル梅田などで全国公開。1時間41分。英米合作。(健)

 ★★★★

 (★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)



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