国連報道官、中国人権「何度も提起」 批判受け釈明





国連のグテレス事務総長(共同)

 国連のドゥジャリク事務総長報道官は15日の定例会見で、中国の人権政策を公然と非難しないグテレス国連事務総長の姿勢を国際人権団体代表が批判したことを受け「グテレス氏は昨年、新疆ウイグル自治区の問題も含め、中国当局者との間で何度も問題を提起した」と釈明した。

 ヒューマン・ライツ・ウオッチのロス代表は14日記者会見し、グテレス氏に対し「中国にイスラム教徒(のウイグル族)拘束をやめるよう表立って要求せず、巨大経済圏構想『一帯一路』を称賛している」と批判。人権侵害国のうち中国だけを例外扱いする「二重基準」をやめるよう訴えた。

 これに対しドゥジャリク氏は、グテレス氏が中国に関して「中国の統一性の尊重、テロへの非難、テロとの戦いにおける人権の尊重」を重視していると説明した。(共同)



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