政府追悼式10年で見直しも 震災、菅氏「一つの節目」





会見に臨む菅義偉官房長官=21日、首相官邸(春名中撮影)

 菅義偉官房長官は21日の記者会見で、政府が主催する東日本大震災の追悼式について、発生から10年となる来年までとし、それ以降は見直しを検討する考えを示した。菅氏は「発生から10年はある意味で一つの節目だ。関係閣僚が出向く形で、地元で追悼式をやりたいという意見がある」と述べた。具体的な対応は「情勢を見ながら判断する」と説明した。

 政府は21日の閣議で、東日本大震災から9年となる3月11日午後、東京都千代田区の国立劇場で追悼式を開くと決定した。秋篠宮ご夫妻や安倍晋三首相、各界代表が出席し、地震が起きた午後2時46分に黙とうする。天皇、皇后両陛下は出席しない。

 内閣府によると、東日本大震災以外に自然災害で政府が追悼式を主催したケースはない。



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