参院本会議は23日午前、安倍晋三首相の施政方針演説などに対する各党の代表質問を行った。首相は日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告のレバノン逃亡について「誠に遺憾で、同様の事態を招くことがないよう、関係省庁が連携して出国時の手続きのより一層の厳格化を図っている」と述べた。自民党の岡田広氏の質問に答えた。
首相は東京五輪にあわせ、日本を訪れる外国人旅行者数の増加が見込まれていることを踏まえ、「出入国管理や税関検査を高度な次元で円滑かつ厳格に実施するため、人的・物的な備えを行い、関係機関の連携を一層強化する」と説明。「東京五輪・パラリンピックが安全かつスムーズに開催されるよう対策に万全を期す」と強調した。