板金加工機大手のアマダホールディングス(HD)は23日、人工知能(AI)に特化した研究組織「AIイノベーション研究所」を設立したと発表した。グループ全体における人工知能(AI)の技術力向上が目的。
生産人口の減少にによる人手不足、熟練工の不足に伴う技術技能の伝承などといった製造業が抱える課題の解決策を見出すべく、産学共同で研究を進める。
大学や国の研究機関などと連携し、AIを活用した板金加工に関する熟練技術の継承などに取り組む。またAIやIT(情報技術)を使って、生産工程全体の最適化を図るための技術の開発や検証も行う。さらにアマダの社内外の技術成果を活用した新たな板金加工技術の開発も進める。
同研究所は神奈川県伊勢原市にあるアマダHD本社の他、東京都千代田区にも事務所を構えた。