立憲民主、国民民主など主要野党の有志の衆院議員6人は24日、選択的夫婦別姓導入を訴えた野党の衆院代表質問に自民党議員が「だったら結婚しなくていい」とのやじを飛ばしたとされる問題について、発言者を特定し、謝罪と撤回を促すよう求める申し入れを大島理森衆院議長あてに行った。
申し入れでは、発言者について「(自民党の)杉田水脈議員であると複数の議員が証言している」と指摘。「選択的夫婦別姓の制度がないために苦しむ人の心を傷つけ、時代に逆行する暴言だ」と断じた。
その上で「国会の品位を大きく傷つけた」として、大島氏に対し、発言者を特定して発言の真意を説明させ、事実なら謝罪と撤回を促すよう要求した。
申し入れを行った立民の中谷一馬氏は、記者団に「杉田氏は疑念を持たれている以上、発言が本人のものだったのかどうか説明すべきだ」と語った。同党の尾辻かな子氏は「自民党も党の問題として対応してほしい」と話した。
やじは国民の玉木雄一郎代表が22日の代表質問で男性が交際中の女性から「姓を変えないといけないから結婚できない」と言われたとの話を紹介した際に飛んだという。