五輪後へ「成長」と「成熟」 都2年度予算案

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五輪後へ「成長」と「成熟」 都2年度予算案


 都が24日発表した令和2年度一般会計予算案は、東京五輪・パラリンピック後の東京の未来像を描き出した。予算案の柱は、五輪・パラの「確実な成功」に加え、次世代に向けた都市の「成長」と「成熟」。小池百合子知事にとっては1期目の最後の予算編成となり、「人」に力点を置いた“小池カラー”を随所にアピールした。(天野健作)

 ■結婚希望者を応援

 少子化が進む中、全国で最も出生率が低い東京では、子育て環境などを整備することが喫緊の課題。予算案では「子供にやさしい社会の実現」として2490億円を計上した。具体的には、家事や育児を支援する「とうきょうママパパ応援事業」に前年度の倍以上となる27億円、待機児童の解消のために区市町村への支援事業260億円を組み込んだ。

 結婚を希望する人を後押しするため、出会いのイベントなどを紹介する「結婚応援キャンペーン」(700万円)や、新婚カップルが家具購入などで割引を受けられる「結婚応援パスポート」(4千万円)を新規事業として立ち上げる。

 また、教育機会の格差解消に向けた支援策に476億円を用意。私立高校の実質無償化へ、対象を現行の年収760万円未満の世帯から、910万円未満にまで拡大する。

 ■多摩モノレール延伸

 昨年は台風や豪雨が都内全域に幅広い被害をもたらした。予算案には、中小河川を整備し(366億円)、河川での監視カメラの設置拡大(2億円)を盛り込んだ。加えて、避難所生活のための段ボールベッドの備蓄(6千万円)や、ドクターヘリ導入促進(7千万円)、移動電源車の確保(4千万円)が新規に入った。

 インフラ整備には、多摩地域を縦断する「多摩都市モノレール」の延伸を決めた。現在は多摩市と東大和市を結ぶ区間で運行されているが、上北台と箱根ケ崎間の約7キロを先行して整備する。事業費としては約800億円を見込んでおり、2年度予算案には基本設計に関する調査費用として1億円を盛り込んだ。

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