首里城復興向け専門家議論 沖縄県、基本方針策定へ





主要施設が焼失した首里城の復興の基本方針策定に向け開かれた有識者懇談会の初会合で、あいさつする沖縄県の玉城デニー知事=28日午前、那覇市

 沖縄県は28日、火災で主要施設が焼失した首里城(那覇市)の復興の基本方針策定に向け、有識者懇談会の初会合を那覇市で開いた。歴史や文化、観光の専門家らの議論を踏まえ、3月末までに基本方針を決める予定だ。

 会合に出席した玉城デニー知事は冒頭あいさつで「昨年度中に基本方針を取りまとめ、早期の復旧、復興に取り組む」と強調した。「数多くの支援が寄せられ、復旧を願う全ての人々の励みになっている」とも述べた。

 県は、懇談会の議論を踏まえて方針を取りまとめ、今年度以降に復興への具体的な計画づくりに取りかかる。

 政府は再建を巡り、平成4年の沖縄復帰20周年を記念して主要施設を復元した前回計画の踏襲を原則とし、防火対策の強化も柱とする基本方針を既に決定している。

 火災は昨年10月31日午前2時半ごろに発生し、正殿や北殿などを全焼した。

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