NTT東、混雑予測を商用化 IoTでイベント運営円滑に

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 NTT東日本が、祭りなどのイベントの混雑状況を予測するサービスを商用化することが25日、分かった。人工知能(AI)が天候や交通機関、周辺施設の込み具合などに基づいて分析する。今夏の東京五輪・パラリンピックで地方の人手不足が加速する中で、警備などを効率化し、円滑なイベント運営につなげる狙いがある。

 カメラの映像から、時間ごとの人の動きを分析し、ゲリラ豪雨などピンポイントな天気の変化と合わせて、AIが混雑状況をきめ細かく予測する。トイレや最寄り駅など、周辺施設の混雑状況や空いている経路などを電子掲示板に表示。状況に応じて客を滞留させることなく誘導し、混雑による事故やトラブルを予防することにもつなげるという。

 NTT東は昨夏、千葉県木更津市の夏祭りイベントで試験導入。2日間で数十万人の来場者が訪れる人気イベントで、県内の警備会社だけではまかなえないほど人手不足が深刻だった。

 実証実験では、踏切付近など、混雑が激しい地点などの人の流れを解析し、データを収集。トイレの設置場所による使用状況のばらつきや人の往来が激しい時間帯を明らかにした。設備を効率的に配置したり、警備員を混雑時に集中的に増員させたりと、主催者の負担を軽減できるという。

 今夏の祭事を中心に受注を積み上げたい考え。五輪関連で東京に人手が集中し、ますます手薄になる地方を支援する。悪天候などで興行が中止になった際の保険など、サービス拡充も検討する。井上福造社長は「地域の振興に貢献していく」と話す。

 同社は、今春に商用化が本格化する第5世代(5G)移動通信システムの活用も視野に、あらゆるものがインターネットにつながるIoTと、AIのデータ分析とを組み合わせるサービスに注力する方針だ。

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