菅丞相を「心で演じる」 片岡仁左衛門 ゆかりの太宰府を参拝

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福岡・大宰府天満宮を参拝し、自身が植樹した梅の木に絵馬をかける片岡仁左衛門
福岡・大宰府天満宮を参拝し、自身が植樹した梅の木に絵馬をかける片岡仁左衛門

 東京・歌舞伎座で2月2日に初日を迎える「二月大歌舞伎」では、十三代目片岡仁左衛門27回忌追善狂言として昼の部で「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」が上演される。十三代目の当たり役だった菅丞相(かんしょうじょう=菅原道真)を、息子の十五代目仁左衛門が勤める。今回で6回目となる役だが、公演前には毎回、道真を祭る福岡・太宰府天満宮を参拝している。

 仁左衛門は今月15日、太宰府を参拝。「神様の御心(みこころ)に従う」という意味の「神心我遵」という文字が書かれた絵馬を、自身が植樹した梅の木に掛けた。

 「父が喜んでくれるように、そして天神様をご信仰されている皆さまをがっかりさせないよう一生懸命勤めたい」と意気込んだ。今回、長男の孝太郎(たかたろう)ら親子三代で共演。苅屋姫を孫の千之助(せんのすけ)が演じる。

 菅丞相はのちに天神様と祭られる高潔さや品格に加え、養女の苅屋姫との別れの場面では親としての情愛をにじませ人間らしい一面も表現しないといけないため難役とされる。父親と同じように、当代仁左衛門にとっても当たり役だ。

 「見得を切るわけでもないし、動きもほとんどないので技巧が通じない。心で演じないといけない。お参りをするのも、内面から(気持ちを)もっていくため」と話した。

 夜の部は追善狂言「八陣守護城(はちじんしゅごのほんじょう)」「道行故郷の初雪」ほか、坂東玉三郎出演の「羽衣」、尾上菊五郎出演の「人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもつとい)」が上演される。26日まで。(水沼啓子)

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