昨年暮れ、玉沢徳一郎元農水相が盛岡市の自宅で同級生に銃撃された事件で、銃刀法違反(加重所持)などで逮捕された高橋脩容疑者(83)が29日に起訴されたのを受けて、玉沢元農水相が同日、談話を発表した。
検察から同日、起訴した連絡を受けたとして、「今後、本件は裁判で適切に裁かれるものと信じ、まずはその行方を見守ってまいりたい」として、事件について具体的な言及を避けた。
談話全文は以下の通り。
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本日、高橋脩氏が昨年12月に私に対して起こした事件に関して、検察より、起訴したとの連絡を受けました。
私といたしましては、今後、本件は裁判で適切に裁かれていくものと信じ、まずはその行方を見守ってまいりたいと存じます。
本日の起訴を踏まえ、本件に関する私の意見や考えを皆様の前で直接述べさせていただくことも考えましたが、現時点では、検察による基礎罪名のみが明らかになったばかりでございますので、今後の裁判の及ばす影響、関係者に与えるご迷惑を考慮し、本文書でのコメント発表にとどめさせていただきました。今後、裁判の進捗を見据えながら、最適と判断した段階でご説明の機会を設けさせていただければと存じます。
あらためて、この度の事件で多くの市民の皆様の平穏な生活に多大な脅威と不安を与えてしまましたこと、またご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。おかげさまで現在は怪我も快復し、日常生活に復帰しておりますこともご報告いたします。お支えいただきました多くの方々に心から感謝申し上げます。