東京地裁は4日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、贈賄と外為法違反の罪で起訴された中国企業「500ドットコム」の元副社長、鄭希被告(37)の保釈を認める決定をした。保証金は贈賄罪分、外為法違反罪分で各200万円。
鄭被告は「500」社の元顧問らと共謀し、平成29年9月に衆院議員、秋元司被告(48)=収賄罪で起訴=に現金300万円を渡すなど、計約760万円相当の賄賂を渡したほか、無届けで現金1500万円を海外から日本に持ち込んだとして起訴された。
秋元被告の弁護人も3日、保釈を請求している。