奈良県警機動隊の20代の男性巡査長が庁舎内の女子トイレで盗撮したとして、県警が県迷惑防止条例違反などの疑いで任意で事情を聴いていることが6日、捜査関係者への取材で分かった。県警は書類送検し、懲戒処分する方針。
捜査関係者によると、巡査長は1月25日午後、機動隊が入る県警本部第2庁舎(奈良市)の女子トイレに侵入し、個室の床の隙間にスマートフォンを差し入れて女性警察官を盗撮した疑いが持たれている。女性がスマホに気づいて発覚。巡査長は当時、勤務中だった。
巡査長は容疑を認めており、県警は逃亡や証拠隠滅の恐れがないとして逮捕しなかった。巡査長のスマホからは他にも、盗撮とみられる動画が複数見つかったという。