長野市の善光寺などをライトアップする長野灯明まつりが6日、始まった。今夏には東京五輪が開催されることを記念し、金メダルを目指す選手への応援メッセージを込めて、金色の光が本堂を染めた。11日まで。
夜のとばりがおりた会場では、本堂が鮮やかな金色で浮かび上がった。その後、五輪マークの赤、緑、黄色などの5色で照らされると、来場者からは歓声があがっていた。照明デザインを手がけた石井幹子さんは、オープニングセレモニーで「金色は最も尊い色です。明日への希望、元気を感じてほしい」とあいさつした。
県内では昨年、台風19号の影響で甚大な被害が出たことから、今回のまつりでは、「災害復興」がサブテーマに掲げられている。
まつりは、長野冬季五輪の開催後、感動と躍進、恒久の平和を願う思いを世界に発信しようと、平成16年から始まった。