有本嘉代子さん死去、地元でも悲しみ

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有本恵子さんの帰国を願う支援者の千羽鶴が飾られた自宅で、日朝協議に期待を寄せていた有本嘉代子さん=平成26年7月、神戸市長田区

有本恵子さんの帰国を願う支援者の千羽鶴が飾られた自宅で、日朝協議に期待を寄せていた有本嘉代子さん=平成26年7月、神戸市長田区

 1983(昭和58)年に北朝鮮に連れ去られた拉致被害者、有本恵子さん(60)=拉致当時(23)=の母、嘉代子さんが3日、心不全のため死去した。94歳。拉致被害者・家族の支援組織「救う会兵庫」の副代表、島尾百合子さん(61)によると、嘉代子さんは拉致問題に対する世間の関心が薄れることに危機感を抱き、90歳近くになっても署名活動のために街頭に立った。島尾さんは「嘉代子さんの遺志を継ぎ、拉致問題の解決に向けて尽力していきたい」と述べた。

 約20年にわたり親交のあった知人男性(79)は嘉代子さんの訃報に接し、神戸市長田区の自宅前を訪れた。「昨年10月に会った際は歩くのがやっとという感じだった。再び会うことを楽しみにしていたので残念でならない」と悲しんだ。

 兵庫県の井戸敏三知事は「(恵子さんとの対面がかなわなかった)嘉代子さんの無念を胸に、今後県も救出運動を続ける」とのコメントを発表。神戸市の久元喜造市長は「遺族の皆さまの無念の気持ちはいかばかりかとお察しする」と文書で追悼の気持ちを述べた。

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