衆院予算委員会は7日、立憲民主党など主要野党の議員が北村誠吾地方創生担当相の答弁に問題があるとして途中退席し、散会となった。与野党は10日午前に予算委を開いて残りの審議を行うことで合意した。
「桜を見る会」に関する公文書管理をめぐり、立民の黒岩宇洋氏が推薦名簿の保存期間を3年とした根拠を質問した。北村氏は条文などを説明したが、黒岩氏は「かみ合わない」などとして納得せず、野党議員が席を立った。
北村氏は予算委の前の記者会見で、不安定な国会答弁を繰り返していることに関し「勉強不足な点があると思う。劣った大臣といわれずに済むよう努める」と述べたばかりだった。
与党側は「事務方が答えられることまで大臣に聞く必要があるのか」と主張。菅義偉官房長官は記者会見で「(野党の質問は)条文など技術的なところがあった。大臣としてしっかり務めている」と擁護した。